中国華能集団(CHNG)は、山東半島沖合の504MWの洋上風力発電プロジェクトを送電網に接続し、現在フル稼働している。
華能山東半島北洋上風力発電所は、それぞれ12MWの出力を持つタービン42基で構成されている。
海岸から約70キロ沖合、水深52~56メートルの地点に位置するこのプロジェクトは、中国で最も深い場所に位置する商業用洋上風力発電開発プロジェクトとされている。
CHNGによると、この風力発電所は年間約17億キロワット時の電力を発電する見込みで、これは年間約50万トンの標準的な石炭の節約に相当するという。
このプロジェクトでは、4本の杭を用いたジャケット基礎設計を採用しており、構造物の高さは最大83.9メートルに達するため、深海の地質条件下でも安定した操業が可能となる。
同社によれば、この開発には、複雑な海底地形、異常気象、長距離の洋上建設といった課題への解決策が必要だったという。
同社は、このプロジェクトでは北斗衛星測位システムを使用して杭の設置時にミリメートルレベルの位置決め精度を実現し、タービン基礎1基あたりの設置時間を48時間から29時間に短縮したと付け加えた。
このプロジェクトには、全長95.6kmの海底ケーブルの敷設も含まれており、ドローン支援作業と磁場技術を用いて設置を誘導した。
CHNGは、このプロジェクトは、同国が洋上風力発電部門を拡大し続ける中で、深海や遠洋環境における大容量タービンの導入と高度な建設技術の進歩を示すものだと述べた。