海洋掘削リグがレバノンのブロック9に到着し探査を開始

16 8月 2023

掘削リグ[ トランスオーシャン・バレンツ]が水曜日、石油とガスの探査を開始するためにレバノンの第9鉱区に到着したと、公共事業運輸大臣のアリ・ハミエがソーシャルメディアプラットフォームX(旧Twitterとして知られていた)に投稿した。

フランスのトータルエナジーが主導するコンソーシアムによるレバノン沖での掘削開始は、米国が仲介した昨年の画期的な合意に続き、レバノンとイスラエルの間の論争の的となっている南側の海上国境を画定した。

このコンソーシアムにはイタリアの石油大手エニや国営カタールエネルギーが含まれる。

レバノンのワリド・ファヤド・エネルギー大臣は5月、そこで発見があるかどうかは年末までに分かると予想していると述べた。 ENIの最高経営責任者(CEO)クラウディオ・デスカルツィは1月、そこでの発見について「前向きだ」と述べた。

レバノンは、ガスと石油の発見が、現地通貨の価値の98%以上を失い、国の外貨準備高を侵食し、町や都市全体で計画停電を引き起こした壊滅的な経済危機を逆転させるのに役立つことを期待している。

この掘削は、レバノン海域とイスラエル海域の間に初めて海上国境を設定する協定を米国が仲介した後に可能になった。

コンソーシアムがその境界を越えてブロック9から南に広がる発見の可能性を活用するためのメカニズムも確立されました。その搾取はレバノンに代わって行われることになるが、イスラエルのために設定されたロイヤルティーシステムが使用されることになる。

レバノンはイスラエルの生存権を認めておらず、法律によりイスラエル当局者との接触が禁じられており、依然として隣国と戦争状態にあると考えている。

(ロイター - マヤ・ゲイベリー記者、クリスティーナ・フィンチャー氏とエメリア・シトール=マタリーズ氏編集)



Categories: 中東