国営石油会社ペトロブラスは、ブラジルのブジオス油田に新たな石油プラットフォームを建設するための調査を開始したと、事情に詳しい3人の関係筋がロイター通信に語った。
情報筋によると、ブジオスのプラットフォームはそれぞれ平均35億ドルの費用がかかり、検討中のプラットフォームはブジオスのガス生産を拡大するためのFPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)船になると付け加えた。
ペトロブラスはすぐにはコメントしなかった。
ブジオス油田は、サントス盆地にあるトゥピ油田に次いで、ブラジルで生産量第2位の油田である。規制機関ANPのデータによると、国内総生産量435万バレル/日のうち、ブジオス油田は6月に約87万5000バレル/日の石油換算量を生産した。
ペトロブラスの2024~2028年戦略計画によれば、ブジオスプロジェクトには現在11基のユニットが含まれており、そのうち5基はすでに設置済みで、2028年までにさらに6基が追加される予定である。
関係者の一人によると、12基目のFPSOが導入されれば、生産能力は少なくとも15万バレル/日増加することになる。
「12番目のユニットが設置される予定で、すでに調査が行われている」と情報筋は語った。
4月に発表された声明によると、ペトロブラスはこれまでに計画されている11基により、2030年までに1日あたり約200万バレルの石油を生産できると予想している。
ブジオスは国内の石油・ガス生産量の約20%を占めており、国内最大の油田となる予定だ。
(ロイター通信 - ロドリゴ・ビガ・ガイエル記者、ファビオ・テイシェイラ記者執筆、デビッド・エバンス記者編集)