ブラジルの国営石油会社ペトロブラスは、ガルプ・エネルギアがナミビア沖で発見した大規模な石油資源の大部分を買収するという拘束力のない提案を行ったと、ペトロブラスの探査・生産担当ディレクター、シルビア・ドス・アンジョス氏が金曜日ロイター通信に語った。
アンジョス氏は先月就任後初のインタビューで、もし入札が承認されれば、ペトロブラスはモパネ油田・ガス田の運営者となる。同油田の埋蔵量は原油換算で推定100億バレル。
「われわれは最高の深海油田事業者だ」とアンジョス氏は北東部セルジッペ州で開かれた石油・天然ガス会議の傍らで語った。「もし(ガルプ社が)われわれを選ばないなら、それは彼らの損失だ」
アンジョス氏は、ペトロブラスはブラジルで新たな地域を探索するための環境ライセンスを取得するのが「受け入れがたい」困難であるため、海外で機会を模索していると述べた。
同社は先住民グループと環境規制当局からの強い抵抗に直面しており、アマゾン川河口付近の有望な沖合地域での掘削作業を遅らせている。
環境保護機関イバマの職員も、労働争議のため、今年はすべてのライセンスの取得を遅らせている。
「我々はブラジルで働きたいが、歓迎されないのであればどこか他の場所に行き、生産を維持するつもりだ」とアンジョス氏は語った。
ロイター通信は以前、エクソンやシェルを含む12社以上のライバル企業がガルプ・エネルギアの油田の40%の株式買収に関心を示していると報じた。アンジョス氏は、入札が40%の株式すべてを購入するものか、それともそれより少ない株式を購入するものかは明らかにしなかった。
(ロイター通信 - マルタ・ノゲイラ記者、ファビオ・テイシェイラ記者、ブラッド・ヘインズ記者、ロッド・ニッケル記者による編集)